選定方法

STEP 1 接続機器と電源環境より給電方式をお選びください。

電源環境とは?

大切な機器を囲む電源の状態のことです。基本的には電圧が安定して波形が正常な状態が望ましいのですが、例えば大容量の電気製品が近くで起動すると周囲の電圧が一時的に低下したり、近隣の工場などの影響で電圧が不安定になったり、波形に歪みが生じたりしたことが原因で、機器やデータに支障をきたすことがあります。

給電方式とは?

通常時やバックアップ運転時に電力を供給する方式のことです。弊社では、以下の2種類の給電方式を標準品としてご用意しております。
ご使用の環境に応じてお選びください。

【常時商用給電方式】

通常運転時は商用電源からの電力をそのままスルーで出力すると同時にバッテリへ充電し、バックアップ運転に備えます。電源異常が発生してからバッテリ給電によるインバータ運転に切り替わるので瞬断が起こりますが、パソコンやサーバなどの一般的なOA機器ではほとんど問題ありません。

特長
  • 通常時におけるUPS内部の消費電力が少ない
  • 出力波形は矩形波出力
  • 小型・軽量
【おすすめの環境】
オフィス・家庭など電源電圧の変動がほとんどない商用電源環境でのOA機器の保護に適しています
【接続機器】
ハブ、ルータなどのネットワーク関連機器や小型NASなどのパソコン周辺機器

※ご注意
絶縁トランス、変圧トランス、コイル、モータなどの誘導性の機器は出力側に接続しないでください。過電流により無停電電源装置(UPS)が故障することがあります。 入力力率が改善された電源(PFC)の保護には使用できません。

【ラインインタラクティブ方式】

基本構造は常時商用給電方式と同様ですが、AVR機能(電圧安定化機能)が負荷されています。電圧を変換するトランスを経由することで、通常時でも電圧をAC100V出力に近づけるよう調整し、安定的に電圧を供給することが可能です。

特長
  • AVR機能(電圧安定機能)により常時商用給電方式より安定した電圧で供給が可能
  • 出力波形は正弦波出力
  • 高性能でありながら比較的安価な価格設置
【おすすめの環境】
電源電圧の変化が比較的小さい環境でのサーバやOA機器の保護に適しています。
【接続機器】
PCサーバ・ストレージ

※ご注意
絶縁トランス、変圧トランスなどの誘導性の機器は出力側に接続しないでください。過電流により無停電電源装置(UPS)が故障することがあります。
コイル、モータなどの誘導性の機器を接続する場合は、必ず事前に十分な評価を実施してください。なお、掃除機などの大きなエネルギーが返ってくるような負荷は接続しないでください。

STEP2 UPSに接続したい機器全ての総容量を計算してください。

•機器の電源容量を確認してください。機器側面、仕様書やマニュアルなどをご覧いただき、不明な場合は各メーカーへお問い合わせください。出力容量はVA(ボルト・アンペア)、W(ワット)、A(アンペア)といった単位で記載されていますが、機器によって記載が異なります。

•機器の容量が確認できましたら、下記の計算式でVAとWの各総容量を算出してください。

•VAとWの総容量はUPSの接続容量となります。上記2で算出された総容量よりもVA・Wともに大きい数字が記載されているUPSを探してください。 UPSの出力容量は各製品情報ページにてご確認ください。

力率とは?
電力の使用効率のことで、コンピュータ機器の力率は通常0.6~1.0程度です。力率は機器によって異なりますが、計算の際に不明な場合は、VA総容量を算出する場合の力率は0.6で、W総容量の算出する場合の力率は1.0で計算してください。

STEP3 バックアップ時間をお決めください。

電源異常時にサーバやPCなどの接続機器をシャットダウンするために必要なバックアップ時間を決め、その時間の2倍以上のバックアップ時間がUPSで確保できるかを確認してください。バッテリが劣化している場合は、バックアップ時間が初期値の半分以下になっていますので、バックアップ時間は2倍以上の余裕を持たれることをお勧めします。

機種の選定に関しては、STEP1並びにSTEP2で絞り込まれた機種のうち、必要バックアップ時間をカバーできる機種をお選びください。

※ご注意
UPSは機種によって接続できるコンセント数が異なります。製品情報ページにてご確認ください。もしコンセント数が足りない場合は、UPSの出力容量を超えない場合に限り、市販のテーブルタップをご使用いただければコンセント数を増やすことができます。